プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な液で染色し、お手入れをしなくても2〜4年は枯れずに楽しめるよう加工された花のことです。
また生花に着色加工も行えるため瑞々しさや鮮やかな色も魅力で、生花と見間違えることもあるほど。
ですが結婚式には生花を使うことが多いため、プリザーブドフラワーを使ってもマナー違反にならないのか気になるところですよね。
そこで、結婚祝いにプリザーブドフラワーを選ぶことはマナー的に良くないのか調査してみました。
結婚祝いにプリザーブドフラワーは良くない?むしろおすすめできる理由3選
実は、結婚祝いにプリザーブドフラワーを選ぶことは良くない!といったマナーはありません。
むしろ次の理由から、プリザーブドフラワーは結婚祝いにぴったりともいえます。
- 『永遠』という意味をもつ花言葉
- インテリアとして長く楽しめる
- 生花と違いお手入れ不要
ではその理由を詳しく見ていきましょう。
『永遠』という意味をもつ花言葉
お手入れをしなくても2〜4年は枯れないプリザーブドフラワーの花言葉は、本来の花の花言葉に加え『永遠』という意味をもつことが一般的です。
本来の花の花言葉に『永遠』の意味を加えると、例えば次のような花言葉になります。
- 赤いバラ(花言葉:愛情)→ 赤いバラのプリザーブドフラワー(花言葉:永遠の愛情)
- 黄色いバラ(花言葉:友情)→ 黄色いバラのプリザーブドフラワー(花言葉:永遠の友情)
- 青いバラ(花言葉:神の祝福)→ 青いバラのプリザーブドフラワー(花言葉:永遠の神の祝福)
まさに結婚にぴったりの花言葉ではないでしょうか。
インテリアとして長く楽しめる
色鮮やかな花の色や長持ちするところも、プリザーブドフラワーの特徴のひとつです。
お手入れをしなくても2〜4年は枯れないため、結婚式が終わったあともインテリアとして、生花のような鮮やかさを長く楽しめます。
生花には寿命があり、つぼみから満開になりしおれていく段階を楽しむこともできますが、飾っていられる期間は短く1週間程でしょう。
特に夏場のように暑いところでは、暑さに弱い生花はもっと短い期間しか楽しめないかもしれません。
ですが、せっかくのお祝いなのですから、少しでも長く置いておきたいと思うものではないでしょうか。
結婚式のお祝いのように記念に残るものこそ、インテリアにもなるプリザーブドフラワーの良さを発揮できる機会です。
また結婚式のあとで引っ越しを控えていたとしても、プリザーブドフラワーならケースに入っていたり持ち運びしやすいものが多く、運びやすいところも安心ですね。
生花と違いお手入れ不要
プリザーブドフラワーに水は必要ないので、生花のように毎日水を変えたり、花瓶を準備したりする必要がありません。
そのため、受け取った側が負担に感じにくいところもメリットのひとつです。
お手入れ不要なプリザーブドフラワーなら、仕事などで忙しい人・家を不在がちな人でも、安心して飾ることができるのも良いところですね。
また、花のお手入れに慣れていない人でもそのまま飾るだけで楽しめたり、生花と違って花粉が飛ぶ心配もないのでアレルギーのある人も安心できたりするメリットもあります。
結婚式のあと新婚旅行で長期間家を空けたとしても、お手入れ不要なプリザーブドフラワーなら枯れてしまう心配もないですね。
実際にプリザーブドフラワーをいただいた・贈った人の声を調査
最近ではプリザーブドフラワーは縁起のよいものという認識も広がっており、結婚祝いに利用する人も増えてきています。
そこで、実際にお祝いにプリザーブドフラワーをいただいた・贈った人の声をSNSで調べてみました。
結婚祝い
結婚祝いは、新郎新婦のリクエストや、思い出や記念に残るものをプレゼントすることが多いですね。
ではまず、実際に結婚祝いとしてプリザーブドフラワーをいただいた・贈った人の声をチェックしましょう。
結婚祝いとして受け取ったあともインテリアとして部屋に飾れるような、おしゃれなデザインが喜ばれたり選ばれたりしているようです。
せっかくプレゼントしていただいたものですから、お部屋に飾れるといただいた側としては嬉しいですし、飾ってもらえるのは贈った側としても嬉しいですね。
こちらのインテリアとしても素敵なプリザーブドフラワーは、ガラス面へメッセージや日付を入れることが可能です。
メッセージや名前、結婚記念日などを入れると自分たちだけのオリジナルデザインとなり、大変喜ばれそうですね。
私自身も自分の結婚式が終わったあと、いただいたプレゼントをインテリアとして飾っていた経験があるのでよくわかります。
リビングや廊下など毎日目に触れる場所に飾っていると、見るたびに結婚式やお祝いしていただいたことを思い出し、幸せな気持ちになりました。
このプリザーブドフラワーを見る場合はこちらのリンクからどうぞ。
結婚式のウェルカムボード
プリザーブドフラワーは結婚祝いだけでなく、結婚式のウェルカムボードにも活用されているようです。
ウェルカムボードとは、結婚式場の入り口や待合室などの飾るボードで、新郎新婦の代わりとなってゲストを迎える役割をしてくれる、今や結婚式の必須アイテム。
ウェルカムボードには「welcome to our wedding party」などの文言や、新郎新婦の名前・日付が書かれていることが多く、新郎新婦が手作り・オーダーしたり、友人がプレゼントをしたりすることも多いようです。
続いてはウェルカムボードをご友人の新郎新婦にプレゼントした人と、ご自身で制作された人の投稿です。
結婚式が終わったあとは、ウェルカムボードを自宅に飾る人も多いのではないでしょうか。
私も飾っていますが、もし結婚式後に自宅に飾る予定でしたら室内でも浮かないデザインのものを選んでおくと良いでしょう。
さらに、花を使ったウェルカムボードなら、式場では華やかに、そして室内ではインテリアにも馴染みやすそうですね。
またウェルカムボード自体の大きさも重要です。
室内に飾るのなら、大きすぎない飾りやすい大きさであることも気にしておくと良さそうですね。
高さ30cm程度なら、小さすぎて式場で目立たないということも、大きすぎてリビングに飾れないということもないでしょう。
私はウェルカムボードには花を使わなかったのですが、生花のブーケが結婚式後すぐにしおれてしまい、仕方ないとは言え悲しい気持ちになった覚えがあります。
大切な思い出のこもったものだからこそ、長く残しておきたいですよね。
プリザーブドフラワーの色鮮やかさや長持ちする特徴は、ウェルカムボードでも十分発揮できそうです。
出産祝い
他にも、プリザーブドフラワーを出産祝いに活用された人の声もありました。
出産祝いに贈る場合、受け取った相手は赤ちゃんのお世話に追われている可能性もあります。
ですが、水を変える手間がいらないプリザーブドフラワーなら、相手に負担をかけないところも出産祝いに喜ばれそうですね。
また、色鮮やかなプリザーブドフラワーが、赤ちゃんのお世話をする合間の癒しの存在にもなるかもしれません。
出産祝いを贈るときは、プレゼントに赤ちゃんの名前や誕生日を入れて贈ることも多いのではないでしょうか。
私も実際に赤ちゃんの名前入りのプレゼントをいただいた経験がありますが、赤ちゃんのために選んでもらえた特別なプレゼントだと感じ、とても嬉しかったです。
子ども自身も自分の名前が入っているプレゼントはやはり嬉しいようで、成長しても大切にしています。
プリザーブドフラワーを出産祝いとして贈る場合にも、名前や誕生日などを入れられるプレゼントなら、さらに喜ばれるかもしれませんね。
結婚祝いにプリザーブドフラワーを贈るなら、おすすめの花や色はある?
続いては、結婚式にプリザーブドフラワーを贈るときの、おすすめの花や色をご紹介します。
サムシングブルーを意識した青い花
結婚式といえば、イギリスで昔から伝わるおまじない「サムシングフォー」をご存じでしょうか。
- サムシングオールド(なにかひとつ古いもの)
- サムシングニュー(なにかひとつ新しいもの)
- サムシングボロー(なにかひとつ借りたもの)
- サムシングブルー(なにかひとつ青いもの)
この4つを結婚式当日に身につけると、新婦は幸せな結婚生活が送れるというもの。
最近では、4番目のサムシングブルー(なにかひとつ青いもの)にちなんで、結婚式のドレスや装飾などに青い色を取り入れることも多いようです。
サムシングブルーを意識した結婚祝いは、「新婦の幸せを願う気持ち」とともに贈る素敵なプレゼントです。
大切な人の幸せを願う気持ちとともに、青い花を贈ってはいかがでしょうか。
プリザーブドフラワーの特性を生かした花
結婚祝いにプリザーブドフラワーを贈るなら、たとえば「青いバラ」もおすすめです。
青いバラは実は自然界には実在しない色で、20年かけて品種改良し「青い色素をもつバラ」がようやく誕生しました。
ですがプリザーブドフラワーなら、濃い青から薄い青までさまざまな色の「青いバラ」を選ぶことが可能です。
青いバラの花言葉は、「夢はかなう」「神様からの祝福」「奇跡」で、結婚式にも適した意味を持っています。
好みの色やドレスの色に合わせて選べる点も、プリザーブドフラワーのメリット。
プリザーブドフラワーだからこそできる鮮やかな色も魅力なので、生花ではできない色を選ぶこともおすすめの選び方です。
結婚祝いにおすすめのプリザーブドフラワーはどこで購入できる?
プリザーブドフラワーを購入する方法は、おもに次の2種類です。
- 実店舗で購入
- インターネットで購入
実店舗で購入
実店舗とは、プリザーブドフラワー専門店・花屋・インテリアショップなど。
実店舗で購入するメリットは、実物を見比べたり店員さんに相談しながら購入できる点ではないでしょうか。
知りたいことをその場で直接聞きたい人や、実物を目の前で見比べたい人は、実店舗での購入が向いていそうですね。
デメリットは、生花がメインの花屋やインテリアショップの場合、販売している種類が少なく選べない可能性がある点です。
せっかくプレゼントをするのですから、妥協せず気に入ってもらえそうなものを選びたいですよね。
また店舗が遠方の場合は、移動時間や交通費がかかるという点もデメリットです。
インターネットで購入
一方、インターネットで購入するメリットは、種類が豊富だったり24時間好きな時にじっくり見て選べたりする点です。
実店舗と違い、営業時間や定休日を気にせず何度でも見比べて選べるのは、私のように優柔不断な人にも向いているのかもしれません。
また、直接相手へお届けしてもらえるというメリットもありますね。
デメリットは実際に見て選べない点ですが、こちらのサイトのように国内トップレベルの資格をもったデザイナーに制作してもらえるなら安心できるのではないでしょうか。
【良くない?】結婚祝いのプリザーブドフラワーがマナー的に問題ない?むしろ結婚式にぴったりかも!
結婚祝いにプリザーブドフラワーはマナー違反ではありません。
『永遠』という花言葉・インテリアになる・お手入れ不要など、むしろおすすめできる理由がたくさんあります。
大切なご家族・ご友人の結婚式に、思い出にもカタチとしても残るプリザーブドフラワーを贈ってみてはいかがでしょうか。
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