アフターブーケの寿命や劣化具合は?加工方法別のメリット・デメリットを紹介

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アフターブーケの寿命や劣化具合・メリットデメリットを調査しました

アフターブーケとは、結婚式などで使用したブーケを長期間保存するために加工することです。

加工方法はドライフラワー加工・押し花加工など、いくつかの方法があります。

今回は加工方法別の寿命や劣化具合、メリット・デメリットなどをまとめました。

スクロールできます
ドライフラワー押し花3D押し花プリザーブド
フラワー
アイスフラワー
特徴お花を乾燥させて作る一輪ずつお花を解体し乾燥させて重ね合わせていく押し花加工したお花を何層にも重ねて立体感を出す生花の色や水分を抜き、染色し乾燥させる生花をマイナス30℃で凍らせて真空状態で乾燥させる
相場3万円~3万円~5万円~3万円~5万円~
納期3~6か月3~6か月3~6か月3~6か月1~2か月
寿命2~3年10~15年10~15年5~10年3~6か月
劣化具合・時間の経過とともに色あせる
・花びらや葉が落ちやすくなる
・時間の経過とともに色あせる
・時間の経過とともに色あせる・湿気によりひび割れや着色液が染み出す・ひび割れなどはしないが保存できる期間が短い
メリット・立体的に保存できる
・リボンなどの装飾も一緒に保存可能
・省スペース
・多少傷んだお花でも制作可能
・省スペース
・立体的に保存できる
・リボンなどの装飾も一緒に保存可能
・多少傷んだお花でも制作可能
・生花のような仕上がりになる
・着色するため色鮮やかな仕上がりになる
・立体的に保存できる
・リボンなどの装飾も一緒に保存可能
・ブーケ全体を自然な色や形で残せる
・他の加工方法では残せない花材にも対応可能
・立体的に保存できる
・リボンなどの装飾も一緒に保存可能
デメリット・飾るスペースが必要
・直射日光や多湿に注意
・加工不可のお花がある
・衝撃に弱い
・時間の経過とともに色あせや劣化が起こる
・時間の経過とともに色あせる
・直射日光や多湿に注意
・押し花よりかさ張る
・値段が高め
・時間の経過とともに色あせる
・直射日光や多湿に注意
・新鮮な生花でないときれいに仕上がらない
・花材によっては加工できないものもある
・直射日光や多湿に注意
・飾るスペースが必要
・飾るスペースが必要
・取扱店が少ない
・保存できる期間が短い
・直射日光や多湿に注意
・値段が高め

※あくまで一般的なものです。加工会社や商品によって変わることもあります。

ではそれぞれの加工方法について、詳しくみていきましょう。

ドライフラワー加工

https://twitter.com/kyarara_rena/status/1672798494934077440?s=20

ドライフラワー加工とはお花を乾燥させてドライフラワーにする加工方法で、ブーケの代表的な保存方法のひとつです。

生花の色素を活かした発色のため、生花時と加工後の色味が変化してしまう場合もあります。

ブーケの美しい形をそのまま残せるため立体的な仕上がりとなり、どの角度から見ても作品を楽しめますよ。

ですが立体的に保存するため厚みが出てしまい、飾るスペースの確保が必要です。

寿命は2~3年程度ともいわれていますが、湿気に弱く保存状態によっては劣化が進む可能性もあります。

押し花

https://twitter.com/hapi_cro/status/1678317061444091906?s=20
https://twitter.com/velma___/status/1632237908504764416?s=20

押し花加工は、一輪ずつお花を解体し乾燥させて重ね合わせていく制作方法です。

ドライフラワーと同じく生花の色素を活かした発色のため、生花時と加工後の色味が変化してしまう場合もあります。

花びら一枚一枚をプレスし重ね合わせて制作していくため、多少お花に傷みのある状態でもきれいなお花のみを選んで制作が可能です。

立体でないため飾る場所を取らない点はメリットですが、単色のブーケなどは潰れてみえてしまう可能性もあります。

直射日光や湿気を避ければ、10~15年は保存可能です。

3D押し花

3D押し花とは、押し花とドライ加工の良い所を掛け合わせた加工方法で、コンパクトに飾れて花束のような立体感も残せるところが魅力です。

通常の押し花加工とは異なり何層にも重ねて作成するため、立体的なお花の質感を表現できます

台紙とガラスの間に空間があるので、当日使ったリボンやパールなどの装飾品も一緒に保存できますよ。

時間経過とともにどうしても色が抜け落ちてしまいますが、押し花同様直射日光や湿気を避ければ、10~15年は保存可能です。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワー加工とは、専用の液を使って生花の色や水分を抜き、染料を吸わせて染色し乾燥させる加工方法です。

英語で保存するという意味の「preserve(プリザーブ)」が名前の由来です。

プリザーブドフラワーは本来、生花が咲ききる前に加工するのが一般的です。ウェディングブーケは結婚式の時点で一番きれいに咲いていることが多く、加工の難易度は高めとなってしまいます。

プリザーブドフラワーは湿気に弱く劣化が進むため、飾るときはケースに入れましょう除湿剤などを使うのもおすすめです。

寿命は押し花の次に長いとされており、5~10年程度です。

せっかくアフターブーケを制作するのですから、少しでも長く楽しめるよう保存方法にも気を使いたいですよね。プリザーブドフラワーを長持ちさせるお手入れを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

アイスフラワー

アイスフラワーとはお花をフリーズドライしたもので、ベルギーで生まれた生花の保存方法です。

生花をマイナス30℃で凍らせて、真空状態にして乾燥させて作ります。花の水分が氷となって昇華されるところから、アイスフラワーと呼ばれるようになりました。

アイスフラワーはほとんどの花材の加工が可能で、たとえば多肉植物などのドライフラワーへ加工が難しい花材を使ったブーケを持つ人におすすめです。

プリザーブドフラワー加工のように着色剤は使用しておらず、押し花加工のように花を分解して組み立てる工程もないため、ブーケ全体をそのまま自然な状態で残せるところが魅力です。ですが寿命は数か月程度と長くありません

また扱っている会社があまりなく、ネット通販などではほとんど見つかりませんでした。

気になる場合は、結婚式場などに提携先がないか確認してみるとよいでしょう。

アフターブーケは劣化や寿命も考慮して選びましょう

残念ながらアフターブーケは一生ものではなく、いつかは劣化してしまいます。

劣化や寿命も理解した上で、ご自身にあった保存方法を考えて選びましょう。

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